PIGJAPAN ニュース
2001年1月1日号

新しい年には、新しい決意が必要です。
昨年の10月からの豚価の低迷は、予想はされていたことですが、私たちの産業の未来に影を投げかけたことと思います。
ただ私たちには、まだ 十分に使われていないパワーがあります。それは、「考え」「実践」するという行動力です。
昨年 受講生に多くの感動を与えた、最終講義「農場長の役割」で話していただいた
みとや畜産さん 島根種豚供給センターさん ともに、基本にに忠実 なだけというのが話の核心でした。
しかし、基本はいつも考えられ、検証されなければ、惰性となり技術力は、落ちるばかりです。特に両方の農場とも、設備、施設、餌、薬品など 特別なものを用いず、古い豚舎でも働く人々のやる気で ボトムアツプ=下支え して好成績を 維持 しています。産業の基本となる人創り こそが21世紀の養豚産業を含めての 鍵といえます。

4月の第2週 韓国からコンサルタント 獣医師を招聘し特別セミナーを開催する予定です。今や 韓国の方が技術レベルでも 意識の高さでも 成績でも 日本の養豚産業を追い越しているようです。

これを、じゅっくり 検討して交流検討を重ねたいと計画しています。


雪で薄化粧した鳥取県米子市からみた大山(だいせん)です。


養豚塾 第4回講座の報告

  12月8日、9日の両日行われた養豚塾には、北海道から九州まで、20名の受講者を得て、行われました。
参加者の多くは、何か 特別なノウハウを期待して集まったようです。
しかし、開口一番、「特別なことはしていない、基本に忠実なだけ」との講師の言葉に戸惑いがみられました。
しかし、その基本が非常に新鮮に思えるくらい 「基本からの逸脱が成績不振をみちびいている」ことを認識し もう一度基礎からやりたいという声が多数感想であがってきました。



ワークショップでは、今回の課題をめぐり多くの意見が活発にたたかわされた。




講師の加地 先生が、それぞれのグループ事に出された、課題に対する提案を、整理しどう解決すべきか 現場の視点で回答する。

第4回の養豚塾で出された課題を公開します。

養豚塾

2000年 12月8日 ワークショップ 課題

家族経営で100頭の一貫経営がある。

家族構成は、   経営者  50才

         妻    48才

         長女   20才 短大生

         2女   18才 専門学校生

         3女   16才 農業高校生

畑作地帯で、豚舎の敷地は、約 8 反歩 他に尿処理用に使っている畑が5反歩ある。
成績は、出荷で18頭 市場平均単価の50円落ち 出荷体重107kg
出荷日令 200日
豚舎は10年前に作り オールインオールアウトは、出来ていない
おがこ豚舎も肥育で半分ほど使う。
豚舎の借り入れは、1000万残る
えさの売掛はない 餌は系統8割 商系2割 単価は40

あなたが、長女の婿養子として、この経営を全面的に引き受けるとしたら、どういう条件を出すか 述べてください。










養豚塾


2000年 12月9日 ワークショップ 課題


企業経営で300頭の一貫経営がある。


この農場に、場長を除き、次のような4名の従業員がいるとする。
それぞれのキャラクター(性格 背景)は,次のようである。
農場は、オールイン オールアウトは、出来ており 種付けはAI主体 
場長は、全般を見ている。


A 55才 一番の古株 長年の経験もあり力もある。
  
ただ、兼業農家で、農作業との両立を考えなければならない


B 30才 主婦 小さい子供がいる。きれいづき
  
職業経験は、ほとんどない


C 25才 独身 工場のリストラで農場にくる。
  
志望理由は、地元で働きたいから
  
仕事は、よくやるが、気分にムラがある。向上心はある。


D 45才 主婦 元銀行員 子育てが終わり、安定した仕事を求め就職



以上の4名を  肥育 離乳子豚 分娩 繁殖 処理 の部門があるとすれば、どう割り振るか それぞれの見解を述べなさい

また、これら4名を生かすには、どのような体制の農場にするべきか、農場のイメージを作り上げてください。

養豚塾2000年最終講座「農場長の経営者の役割」 確認テスト

氏名          

1 養豚経営で収益をあげるには、どういう点がポイントと思うか今回の講座で学んだことを踏まえ述べてください。










2 人工授精で農場の成績を上げる際のポイントを述べてください。










3 これからの、養豚場の農場長の役割について、必要だと思われる条件を3以上挙げてください。










4 講義の感想を述べてください。