NPO日本放牧養豚研究会
2025年7月からの活動休止について


 特定非営利活動法人 日本放牧養豚研究会は2003年の活動開始以来、放牧養豚の普及と情報発信という啓発活動を続けてきましたが、2025年6月の活動をもってその活動を休止することといたしました。
 放牧養豚は、ただ野外で豚を飼うということだけではなく、人と家畜特に豚との距離を縮める、「アニマルウェルフェア」の潮流を作ってきました。発祥の地イギリスでは、近年若者による放牧養豚の新規農場開設数が以前より増加しつつあります。衛生面でも放牧養豚からの重大な疾病発生の報告はありません。病気の発生の理由は人間と同様ストレスが大きな影響を及ぼすことが知られています。
 このような優れた放牧養豚ですが日本では土地の問題、周辺のイメージ、行政の及び腰、放牧用の種豚供給の枯渇などで、北海道を除き新規の放牧養豚のプロジェクトは行われていません。このような中、2025年6月をもって活動休止といたしました。なお、会報、インターネットでの情報発信は微力ですが継続しています。