耳刻で衛生管理

 

 最近 問題になってきている、病気にサーコウイルス感染症というのがある。

特徴は、とにかく、発育が遅延して、餌を食べても全然太らないことが、あげられる。

他の原虫との複合感染による事故も報告されているが、とにかく、このような、ウィルス保持豚がいると、これが、感染源になることは、かわりない。

その他の、慢性疾病に罹った豚の場合もそうであるが、発育が明らかに遅れた豚に関しては、早めに 出荷 或いは 淘汰すべきである。

成績の上がらない農場ほど、このような、発育遅延豚を、新規に導入される豚群に混ぜて、後送りにして飼う傾向にある。

これでは、新規導入豚の健康が守れない。このような豚が出ている農場では、対策とし生後1週間位したら、耳刻を切るなどして、生まれた時期を特定できるようにすべきである。そして、ある限界例えば230日を越えたら、原則出荷する。或いは、淘汰するという基準をきめるべきである。

これが、農場の衛生を守ることにつながる。

もちろん、このような、出荷遅延豚を、別に飼養するのは常識である。