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各地に根付く ブタソバツルクサ


 梅雨に入ると、養豚用牧草「ブタソバツルクサ」が一斉に芽吹き、蔓(つる)丈もぐんぐん高くなってきます。この時期に、茎を節ごとに切り、地面にさしておけば、そこから

 芽が出て、秋までには立派なになり蔓草になります。栽培を始めて6年ほどになりますが、だんだん、この蔓草の性質も解ってきました。

 まず、芽吹く土地は、肥料分の少ない、やせた土地の方が断然育ちます。もともとソバは、やせた土地に向くといわれます。やせた土地では、特に茎がぐんぐん伸びて草丈が高くなります(信州BBファームの写真をご覧ください)。

 反対に、土地が肥えすぎていると、草丈も伸びず、葉の色も薄く、貧弱な形になります。私どもの千葉の農場では、堆肥をたくさん畑に敷詰め、そこで栽培を開始しましたが、何よりも、根に栄養がいって、花が咲かず、実がなりません。どちらかというと、日陰の方が良いですが、太陽がサンサンとふりそそぐ、畑でも立派に育ちます。

 福島県いわき市で原発事故にも負けず、満州豚、デュロック、英国黒豚の3元豚作りを目指す、「アブクマポークランド」では、畑一面にブタソバツルクサを栽培して、豚の飼料の一部にしています。ただ、原発の放射性物質の関係で、補助飼料としては使えないとのことでした。

ブタソバツルクサを栽培されたい方は、山下まで御連絡ください。
TEL:090-3138-0947 yohtonjk@mxh.mesh.ne.jp




 
▲茎がぐんぐん伸びて草丈が高くなっている「信州BBファーム」のブタソバツルクサ



 
▲「アブクマポークランド」ではブタソバツルクサを飼料の一部に