2010年は、これで前に!


“グループシステム”が生産を変える!!




 現場の生産にたずさわっていると、自覚しないままに、「まんねり」のスパイラルに落ちやすくなります。そのような時は、自分の経営を離れ、他の経営を観るのが一番の刺激になります。ましてや、それが異国となれば、その体験は強烈です。2月、フランスの養豚場視察に出かけました。

 ブターニュは、日本でいえば南九州のような養豚密集地帯です。そしてフランスの養豚家からは普通に、何の気負いもなく、経営に厳しく、1母豚23頭出荷して、とにかくコスト競争に打ち勝たねばという答えがかえってきました。日本の生産水準が18頭ぐらいで推移しているときにおもわず赤面するような話しです。

 日本でも最近は、かなりグループシステムが語られるようになりました。今回訪問したフランスでは、母豚規模の大小を問わず、グループシステムが、一般化し90%近くが、作業体系にこのシステムを取り入れています。

 始まりは1970年代ですが、今では日常の作業体系として安定しています。またフランスでは、グループシステムとはいわず、「バンドシステム」といっています。

 詳細は、これから徐々に述べていきたいと思いますが、私は、現場をやってきた者の直観として、『コレハイケル』と思いました。

 そして、私の経営する清川BBファームにおいても、3からグループシステムのプログラムで農場を回し始めました。この結果は、順次お知らせしたいと思います。ただ、私は久々に現場を変えられる機会いを見つけ、ドキドキしています。



▲ フランス グループシステム農場の豚たち