繁殖から肥育まで、日本の放牧養豚の基礎を築いた「ブーフーウー農場」

アニマルウェルフェアを長年にわたり実践

 

 

「ブーフーウー農場」(山梨県韮崎市穂坂町三之蔵2332、中嶋千里代表)は、現在も消費者から大いに支持され、元気にがんばっています!

放牧母豚20頭の一貫経営、餌は育成豚以降は自給。従業員は若手の就農希望者中心に3名、食肉加工・販売も行っています。また平飼採卵養鶏も営んでいます。写真は、今年6月に訪れたときの写真です。

 

 


肥育豚の牧区

草をはやした状態で導入するが、ほぼ3週間で地はだが見えてくる。

運動させながら自給飼料で餌を給与。電気牧柵が周囲にめぐらされている。

イノシシは、いるようだが、豚を恐れてちかづかないという。


分娩は、5セットある分娩柵で行う。授乳日数は30

1週間たつと仔豚は、後ろの扉から出入りできるようになり、分娩はなるべく同時期にしているので、他の母豚の仔豚と混ざって遊ぶようになる。

授乳時間には、それぞれの母豚のもとへ!


母豚の元を離れ、後ろの扉から出て自由に遊ぶ仔豚たち。

ブロックは、最初の1週間は仔豚たちを外通路に出さないようにするための重しとして使われる。


仔豚育成舎

生まれた週で一群とし20頭程度を1小屋で飼う。分娩時から一緒なので仲がいい。

後ろに運動場があり、子豚舎から外には自由に行き来できる。

この後は、広い放牧地に移される。


右が休牧地。12年、豚を入れずに十分に土地を休ませ草を伸びるに任せる。

左は放牧地。広い面積をとっているが、最終的にきれいなグランドにして、隣地との境は明確になる。


パンくずを乾かすハウス

何年もの間、パンくずをもらい受け、これをハウスで乾燥して水分を落としてから、各種未利用資源を加え豚に給与。餌代の低減と、肉質の改善を図っている。

現在でも消費者、レストランなどの要望にこたえきれないくらい注文を受けているとのこと。直売のみ。